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| 今年1月の新年会で、橋本知事とのツーショット |
川俣教育長
まず、地域社会における県立高校の意義ですが、それぞれの県立高校は地域からの大きな期待と支援をいただき創設されており、地域からの生徒受け入れ、学校運営に当たって地域の協力を得ながら、地域社会の発展に貢献できる有為な人材を育成する拠点として重要な意義があると考えています。まさにご指摘のように、地域と学校は相互補完的な関係にあると認識しています。
次に、統合について、地元住民や学校関係者への説明や話し合いのプロセスについてです。
平成12年に県高等学校審議会から1学年の適正規模を4学級から8学級とする旨の答申をいただいて以来、各学校では地域の関係者を含む学校評議員から意見を聴取したり、地域や同窓会の意見を伺ったりしながら、将来にわたって適正規模が維持できるよう検討を行ってきました。
県としても、地域住民と直接話し合いを持ったわけではないが、すべての高校長から当該高校の現状や将来構想等を聴取し、地域の思いも把握しながら、特に適正規模を欠く高校に対しては、生徒指導や教科指導のための教員の加配や、特色ある教育課程の編成を可能にすることなど、できる限り支援してきました。
私としても、これまで危機感を持った3学級規模校の地元から陳情を受けてきました。その際、ぜひ学校と地元が一体となって魅力ある学校づくりをし、生徒を多く集めていただきたいということ、また県としてもできるだけ支援をし、様子を見ていきたいと申し上げてきました。決して、統合ありきで臨んできたものではありません。
しかし、厳しい生徒減少の中で、どうしても生徒が集まらない状況が続いている場合には、これからの生徒のことを考えて、地域の学校を統合し、活力のある、よりよい教育環境とすることがぜひとも必要と考え、再編整備の後期実施計画を策定したものです。ご理解をお願いしたい。
こうした経緯を含め、統合の無いようについて地元の理解と協力が得られるよう、今月下旬には地元説明会を開催します。なお、統合による学校の跡地利用についても、県有地の管理、処分等の原則を踏まえながら、地元市町村等の意向を十分に尊重して、有効な活用等を検討していきたい。
飯泉議員
次に、福祉などに特化した専門高校についてです。
私の地元では、十数年前に農業専科から工業、情報関係の専門学科に転換し、現在、近隣の専門高校の中でも志願者数の多い学校の一つとして数えられている高校があります。一方で、今回の再編整備計画に名前が挙がっている高校は、十年ほど前に農業専科から普通科に転換しました。ここ数年、近隣の普通科同士の競争が激しくなり、学校格差も生じ、志願者数の減少につながったものと考えられます。
ところが、この学校では数年前、普通科に福祉が学べる科目が設けられました。生徒たちは、訪問看護員2級の資格取得を目指して実習を積んでおり、また地元の病院 、介護施設などとの協力も進んできています。学校関係者は福祉科の設置に意欲を燃やし、特徴ある学校づくりを目指しています。
そこで、例えば、福祉や介護、環境など社会的に進展していくであろう分野への転換姿勢の強い高校については、熱意を摘み取るようなことではなく、専門高校としての転換指導を推進していくべきと考えます。既存の高校が福祉などの分野に特化した、専門高校へ転換しようとすることに対する育成強化の取り組みについて、所見を伺います。
川俣教育長
福祉など今後社会的に求められる分野の教育に意欲的に取り組んでいる学校が専門学科への改編を希望した場合には、それまでの実績や成果なども十分に踏まえながら、生徒、保護者のニーズや当該学科の配置状況などを検討し、関係教員の配置や施設設備の整備などを行い、学科改編を進めてきました。
さらに、それらの学校が福祉などに特化した専門高校への転換を求めた場合には、当該高校の専門分野での実績や成果はもとより、関係教員の配置や施設設備の整備状況などの校内体制を十分に見極めるとともに、産業社会の動向や普通科志向の強い生徒、保護者のニーズ、学校、学科の配置バランス、専門高校としての将来的な見通しなど、専門高校への転換の実現性について、慎重に検討して実施していきたい。
今後も、学校改編や専門高校への転換については、この考え方に立ち、検討を進めるとともに、意欲的に取り組んでいる高校に対しては支援をしていきたい。